「乾太くん」本体単体だけを購入しただけでは当然だめです。(動くには動きますが、、、危険です!)
設置するにあたり状況により部材を選定しなければなりません。
別途部材って何が必要なのか、詳しく解説いたします。

まず「乾太くん」をのせる台が必要です。
「乾太くん」はどこに置けばいいのか?
から始まりますが、置き方とすれば3パターン
- 架台にのせる。
- 造作台にのせる。
- 直に置く。
架台にのせる。
一番ポピュラーな置き方が「架台にのせる」方法があります。
メーカーのオプション品のラインナップ上段にあり、まずほとんどの方がこの専用架台を使って「乾太くん」をのせているのではないでしょうか。
「乾太くん」の重量になりますが、約60kgの重さになります。それをしっかりと支えられるものでなけれななりません。
そして、「乾太くん」は運転時にかなり左右に揺れます。
ですので、スチール製でしっかりとしたメーカーの専用架台を使ったほうが安心感はものすごくあります。
品名 | 専用架台(高) | 専用架台(高) | 専用架台(中) | 専用架台(低) |
---|---|---|---|---|
型番 | DS-80HSF | DS-54HSF | DS-80MSF | DS-80LSF |
価格 | 29,920円(税込) | 26,510円(税込) | 28,930円(税込) | 17,270円(税込) |
※ | ※ |
専用架台 DS-80HSF・DS-54HSF




高さ | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
刻印 | 無し | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
寸法 | 644 | 681 | 717 | 762 | 807 | 844 | 880 |
(内寸) | 594 | 631 | 667 | 712 | 757 | 794 | 830 |
幅 | |||||
---|---|---|---|---|---|
刻印 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
寸法 | 1150 | 1210 | 1270 | 1330 | 1380 |
(内寸) | 1116 | 1176 | 1236 | 1296 | 1346 |
専用架台 DS-80MSF


高さ | |||||
---|---|---|---|---|---|
刻印 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
寸法 | 720 | 780 | 840 | 900 | 950 |
(内寸) | 686 | 746 | 806 | 866 | 916 |
幅 | ||||
---|---|---|---|---|
刻印 | 無し | 2 | 3 | 4 |
寸法 | 644 | 681 | 717 | 762 |
(内寸) | 594 | 631 | 667 | 712 |
専用架台 DS-80LSF

高さ | 幅 | 奥行 | |
---|---|---|---|
寸法 | 517 | 612 | 486 |
縦型洗濯機は最近大型になってきており、高さが結構あります。
8kgサイズ以上の洗濯機の場合は注意が必要なので、実際に洗濯機を見て確認してから購入しましょう。

「乾太くん」設置したのはいいけど、洗濯機が使いずらくて。。。となったら本末転倒なので!


造作台にのせる。
リンナイの公式「乾太くん」のサイトがかなりお洒落に作りこまれており、「乾太くん」に力を注いでブランディングをしていることがよくわかります。
リンナイが掲げる「乾太くん」のホームランドリー計画でよくわかる通り、ドラム式洗濯機の横に並べてスマートでお洒落に洗濯を楽しむイメージが出ております。
ドラム式に比べるとそこまで高さがないので、下台を造作して、一枚カウンターで作業性もアップします。
洗面脱衣室、ランドリールームとしてインテリア空間を作るにはそれなりのスペースが必要になってきます。
さらに、造作でカウンターや棚などを製作するのでコストもかなりアップする可能性があります。

見た感じはとてもきれいでおしゃれでいいですが、これを住まいに当てはめるとすこし難しいいような気がします。でもアイデアはとてもいいし、かっこいいです。


この造作すごいです。壁からの奥行約750mm、幅約1800mm。洗面台無しで1坪分のスペース使ってます。

扉の造作はコストがかかるので、一番上の天板自体を蓋のように外せれば簡単に作れそう。
「乾太くん」を直に置く。
「乾太くん」を直に置く。
早く言えば、ドラム式洗濯機のように前かがみになって乾燥機に衣類を出し入れするようになります。

前かがみになって、作業をするので腰が痛くなりそうです。ですので直置きはあまりおすすめできませんねー。
市販品のチェストやちょっとした台を探せば自分に合う高さをうまく作ることできるかもしれません。
イケアなどの家具と「乾太くん」を組み合わせれば、収納家具+乾燥機で簡単お洒落なランドリーにできるかもしれません。もし皆さんで何かいいアイデアがあったら教えてください。(まあ、結構な奥行あるので。。。)
排湿ダクト部材が必要です。
「乾太くん」の上部に湿気がでるダクトを接続する部分があります。
ガスの強力な熱風で乾かした湿気を外部に排出するところになります。
ガスを使う関係で燃焼に大量の空気を使います。運転時に窓を開けて開放するか、もしくは換気扇を回して常に換気を行う必要があります。
そしてこのダクト接続をしないと、部屋に大量の湿気であふれてしまいカビなどの原因にもなりますし、室内環境が保てなくなります。
排湿ダクトを取付る方法には?
排湿ダクトを取り付ける方法がいくつかあります。
- 壁に穴をあけて排湿筒を取り付ける。
- 窓を利用して取り付ける
- 雨のかからない、軒下やガレージで外部に設置する。
壁に穴をあけて排湿筒を取り付ける。
屋内で取り付ける基本的な方法になります。
金属排湿筒を本体の排湿口からのばして、屋外に面した壁を貫通させて湿気を排出します。
こちらは建築工事の方や専門業者の方に依頼をしてください。
壁を貫通する場合において、その部分の処置をしっかりとしないと、雨水の侵入の原因になる恐れがあります。
新築であれ、リフォームであれ壁を貫通する場合はしっかりと雨仕舞、防水処置を行うようにしてください。
壁を貫通する場合は、こちらを参考に防水処置をすれば安心です。
それと建築基準法で「防火地域」または「準防火地域」で延焼のあそれのある部分に壁を貫通する場合は防火ダンパーを設置しなければなりません。
ですのでダンパー付きの排湿口ガイドを使用して換気フードを取り付けてください。
※非防火地域の場所での取付は特に問題ありません。
以上の点は重要なので、取付業者様に確認をしてみてください。
窓を利用して取り付ける場合。
窓を利用して排湿ダクトを取り付けることもできます。
オプションパーツにある「窓パネルセット」というものを使えば取り付け可能です。

窓パネルセット | DW-52 |
---|---|
20,570円(税込) |

排湿ホース | DH-85 |
---|---|
7,920円(税込) |
昔、窓にエアコンをつけてましたよね、エアコン室外機と室内機が一体型のようなものが。
引き違いの窓を30センチ40センチ開けてその部分にエアコン縦に設置していた時代がありました。。。
そのような感じで、引き違い窓でないとできないのですが、取付適用窓サイズは。
高さ600㎜(最小)から1000㎜(最大)となっております。
(排湿ホースとセットでお使いください。)
ですので設置しようとしている窓の高さを必ず確認するようにしてください。
その「窓パネルセット」に排湿ホースを取り付けて完了となります。
雨のかからない、軒下やガレージで外部に設置する。
「乾太くん」は基本的に室内で使うことで考えている方が一般的ですが。屋外であればダクト工事は必要ありません。当然ですけど。。。
雨のかからない、軒下やバルコニー、ガレージなんかにも設置することができます。
外部の場合は「乾太くん」の上部の排湿口にオプション品の「排湿トップ」を取り付けて、開放している方向に向けて排湿してください。

排湿トップ | DT-54NF |
---|---|
2,090円(税込) |
外部はいたってシンプルですね。ダクト工事がない分、スペースがあれば可能なのかもしれません。
ただ、室内に比べてほこり、チリ、排気などで汚れてしまいますし、本体の劣化を防ぐためにも
「本体保護カバー」をつけることを推奨しております。

本体保護カバー | DC-80A | DC-54A | DC-31A |
---|---|---|---|
16,830円(税込) | 15,070円(税込) | 14,520円(税込) |
「本体保護カバー」は対応機種にあったサイズのものを購入して使用してください。
まとめ
「乾太くん」設置するときは、設置場所や設置方法をあらかじめ検討したうえで、必要部材を購入しましょう。
本体以外に必要な部材は付属しておりませんので、用途に合わせて専用架台だったり、ダクト部品を選定してください。
よくわからなくても、専門業者の方があらかた部材を選定してくれます。

「ここに設置したい!」
と伝えれば大丈夫です。
ただ、設置にあたり基本的なことになりますが、詳細を解説いたしました。
「乾太くん」いろいろと調べてみると奥が深いですね。
それではこの辺で。。。
コメント