洗濯乾燥機は「ヒートポンプ乾燥」選びましょう!電気代節約になります。

洗濯乾燥機は「ヒートポンプ乾燥」選びましょう!電気代節約になります。 かんたくん!検討編

家電量販店に行きますと、洗濯機に乾燥機能がついているタイプがずらーと前面に展示してあります。
価格帯も高くなるので、メーカーも開発と販売に力をいれているのでしょう。

洗濯乾燥機といっても形状が「縦型」「横型」(ドラム式)



乾燥方式には2種類のタイプがあります。

乾燥方式

ヒートポンプ乾燥方式
ヒーター乾燥方式

ヒートポンプ乾燥方式

ヒート」とは空気中の熱という意味で、それを集めて汲み上げる「ポンプ」という意味です。
簡単に一言でいうとエアコンの原理で乾燥させているものになります。

空気中などから熱を集めて、大きなエネルギーとして利用するシステム。


気体は圧縮すると温度が上がり、膨張させると温度が下がります。

それを利用して、冷媒を圧縮したり膨張したりさせて温度を上昇や低下させて、熱を移動させているのです。

エアコンで説明すると室外機と室内機を配管(冷媒管)でつなぎ、その中に冷媒を循環させております。

ヒートポンプ蓄熱センターホームページ 参照
エアコンの暖房のメカニズム
  • 1
    室外機と室内機が冷媒管でつながれている

  • 2
    その中を冷媒が循環
  • 3
    室外機がら冷たい空気を取り込む
  • 4
    その冷媒を圧縮して高温にする

  • 5
    室内機本体から熱を放出し部屋を暖める
  • 6
    放出した冷媒は温度が低下する
  • 7
    その冷媒を膨張させ温度が低下する
  • 8
    冷媒が室外機に移動する


冷房の場合はその冷媒を逆に循環させればできるということです。

このような原理で乾燥にも役立っているので効率よく熱交換して省エネとなっているものです。

ヒーター乾燥方式

ヒーター方式は文字通り、「ヒーター」を使った乾燥方式なので、ドライヤーで乾燥させているようなイメージになります。

どう考えても電気代が高くなりますよね!

「ヒーター乾燥方式」といっても各社いろいろなタイプのものを出しておりますのでイメージとしていくつか分類すると

ヒーター乾燥方式

水冷除湿タイプ
排気タイプ

水冷除湿タイプ

水冷除湿タイプは乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して排出する方式です。

冷却水を使って乾燥させたときに、湿気を含んだ温風を除湿して洗濯機の外に排出するものになります。

そうすることによって、洗濯室周辺に湿気がこもらなくなるので環境が保てます。カビなどの発生を抑えることができます。

排気タイプ

排気タイプは単純な構造で、洗濯乾燥をヒーターで行い、湿気を含んだ温風はそのまま洗濯室の空気中に排出して乾燥させるものになります。

とうぜん、洗濯した時に排出した湿気を含んだ水蒸気は洗濯室に充満しますので、換気は必ず行うことが必要です。環境によってはカビが発生してしまう可能性もあります。

それと、乾燥運転中に熱気がこもりやすいので暑くなります

まとめ

洗濯乾燥機と一言でいっても、乾かし方の方式がいくつかあり、メーカーによっても機種によっても違ってくるということ。

検討、購入にあたってはメーカーのカタログ等で確認しましょう。

ヒートポンプ乾燥方式
ヒーター乾燥方式
  • ヒートポンプで効率よく熱交換するので省エネ
  • 低温風なので衣類の痛み、縮むが少ない
  • 温度が上がりすぎないので乾燥中にドアが開けられる
  • ヒーターで温度を上げるので電気代がかかる
  • 高温なので衣類の痛み、縮みがおきやすい
  • 温度が高いので安全のため乾燥中にドア開閉ができない
ヒートポンプ乾燥方式
ヒーター乾燥方式
  • パナソニック
  • 東芝

  • HITACHI

    水冷除湿(一部コースは空冷)

※ヒートポンプでも乾燥中にドアが開けられない機種もあります。

Tree
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CO2排出量も削減でき、地球環境ににもやさしいです


乾燥を頻繁に使うのであれば、省エネ性の高いヒートポンプ乾燥がおすすめ。



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