今回はリンナイ株式会社による「洗濯」に関する意識調査でのデータとなります。
ご自身で洗濯をされる全国の20代~60代の男女計1,000名を対象に、「洗濯」に関する意識調査を実施しました。(リンナイ株式会社)
生乾き臭はいや!正しいい洗濯チェック!
「洗濯」に関する意識調査
梅雨時におさえておきたい正しいい洗濯方法をご紹介
洗濯ブラザーズ監修「正しいい洗濯チェックテスト」
「洗濯」に関して、どのくらい関心があるのか、理解があるのかを確認する意味でもこのデータを参考にしてみてはいいかと思います。
今回はこの洗濯ブラザーズ監修・意識調査で気になったところをピックアップして紹介したいと思います。
洗濯分担・夫婦間で共有できておりますか?
今の時代は、共働きも当たり前になってきております。
べつに共働きでなくても、家事や育児は夫婦間で共有、協力してやるべきだと私は思っております。
洗濯と一言で言っても、人によって洗濯の仕分けの方法から、ネットなどのやり方だったり、洗剤や洗濯のコース、時間、干し方など様々です。
年代別に男女で洗濯「干す・乾かす」「たたむ・しまう」の調査データになります。
あなたは普段から自分で洗濯物を干す、乾かすをしていますか?
洗濯物を干す・乾かすについて(リンナイ調べ)
あなたは普段から自分で洗濯物をたたむ、しまうをしていますか?
洗濯物をたたむ・しまうについて(リンナイ調べ)
自分で洗濯物を「干す・乾かす」「たたむ・しまう」の結果を男性、女性で比較してみると、どの年代も男性が女性を下回っております。
このデータを見て、それは当然、男性は一日中仕事に出ているのだから仕方がない。
と答えてしまうのは少し残念です。
毎日とはいかないにしても、お互いが協力して洗濯がラクになるようにしていきたいですね。
洗濯には
1,仕分ける・洗濯する
2,干す・乾かす
3,たたむ・しまう
と、3工程あります。
男性がすべて下回っておりますが、そのどこかの工程だけでも同じパーセンテージになるといいですね。


7割がネットに洗濯物を入れる!
あなたが普段から行っている洗濯の作業は何ですか?
洗濯物をネットにいれて洗濯をしている方が約7割というデータとなっております。
ネットも100円ショップなどで安く簡単に入手できるようになったということもあるのではないでしょうか
ただし、ネットのサイズにも注意が必要です。
大きすぎると洗濯物がネットの中で移動して傷みの原因にもなりますので、大きい場合には余っている部分を結んだりして洗濯物が動かないようにしましょう。
洗濯物によって乾燥方法を途中で変える というところでは、自然乾燥させたタオルを最後に衣類乾燥機にかけると毛が立ちふわふわに仕上がります。
洗う前の洗濯物を風通し良い場所に保管しておく というところでは、すぐに洗濯できないときは、洗濯物をハンガーにかけておくと臭い菌の繁殖を防ぐことができます。
洗濯機や乾燥機のメニュー・タイマーをつかう というところでは、設定をするのが面倒かもしれませんが、コースや・タイマーを上手に使えば思い通りの仕上がりなると思います。
生乾き臭の原因は洗い方に問題あり。2割が洗濯槽に詰めすぎ!
あなたは洗濯物の量に応じて2回(以上)に分けて洗濯機や乾燥機を運転していますか
1回の洗濯で洗濯槽の大きさに対して、どれくらいの洗濯物をいれますか。洗濯物を押し込まずに入れた場合の量を教えてください。洗濯物が日によって変わる場合は、最も頻度が多い洗濯について教えてください。
高機能な洗剤や柔軟剤を使用しても、正しく使わないとその効果は発揮されません。
調査の結果では、4割の方が洗濯物の量に応じて数回に分けて洗濯をしていました。
洗濯物の量については、洗濯槽に対して8割が最も多く、10割~満杯の洗濯物を入れている方も2割ほどいることが判明しました。
洗濯機の表示キロ数までは当然洗濯は可能です。数回に分けて洗濯すると時間も倍以上かかりますし、水道代等もかかってしまいますのでできるだけまとめて多く洗濯したいですよね。
洗濯機の容量まで洗濯ができるものではあるのですが、たっぷりの多い水で洗うことが大事なのです。
きつきつの状態では洗濯、すすぎが完全にはできません。
満員電車で乗車率120パーセントなんて朝のラッシュは当たり前ですが、それをイメージしてください。
ぎゅうぎゅですき間が全くない状態で洗濯した場合は洗濯物が動けない状態です。
さらに、すすぎとなっても全く動けない状態。。。
これでは洗濯も、すすぎも今くできず。結局、洗い残しやすすぎ不十分で雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうのです。
ですので、たっぷりの水でゆったりと洗濯ができる量でするのがおすすめですよ!
ウィズコロナ・アフターコロナで宿泊旅行も再開。旅行前に困る洗濯物の上手な扱い方!

あなたは2~3泊程度の旅行に出かける際に、どのように洗濯をすることが多いですか。旅行前と旅行中の洗濯物について、それぞれ当てはまるものをひとつお選びください。
コロナ渦で控えていておりましたが、旅行も徐々に再開されている方も多いのではないでしょうか。
そこで、宿泊旅行時に困る洗濯物の扱いについてのデータです。
旅行前日までに着ていた衣服などは、旅行前の出かける前に洗濯を答えた方が約8割。
旅行中の洗濯物については、帰ってからまとめて洗濯を答えた方が約9割。
という結果となっております。
旅行先の約1割は旅行先での洗濯となっておりました。洗濯が毎日の日課となっている人や、汚してしまい洗濯というケースもあるかと思います。
旅行先でのクリーニングは仕事や行事のためする感じかもしれません。
洗濯物は24時間以内に洗濯をするのが理想です。
出かける直前、旅行前に洗濯を終わらせるのが望ましいです。
旅行中に、出た洗濯物をそのまま袋に入れておくと「モラクセラ菌」の臭い菌が発生してしまいます。
臭い菌は水分を餌に増殖しますので、できるだけ洗濯物はハンガーなどにかけて風通しの場所にかけておくのがいいかと思います。
くさい臭が出ないように、丸めて袋に入れて密閉するのはNGです!
あなたがこれまで経験した洗濯の失敗やうっかりミスはなんですか?頻度の高いものを上位3つまでお選び下さい。
避けたい失敗やうっかりミスについての調査です。
最も多い失敗は、
ハンカチやティッシュなどをポケットに入れたまま洗濯した が6割。
続いて多いのが、
他の洗濯物に色移りさせた が3割。
ハンカチをポケットに入れたまま洗濯した場合は、残念ですがもう一度洗うようにしてください。
ポケットの中のハンカチはしっかり洗えてません。
まとめ
リンナイ株式会社「洗濯ブラザーズ」監修の調査データのポイントを見てきました。
最後に「洗濯ブラザーズ」による梅雨時期の洗濯・乾燥の3つのポイントをお伝えします。
1・たっぷりの水で洗う
2・乾燥の決め手は「湿度」「温度」「風」
3・5時間以内に乾燥
たっぷりの水で洗う
梅雨時に多い「生乾き臭」の悩みを解決するためにも、たっぷりの水で汚れを洗い落とすことが必要です。洗濯物を満杯にしててしまうとしっかりと洗うことができません。
洗濯物の量は、
縦型洗濯機の場合は洗濯槽の約6割、
ドラム式洗濯機の場合は窓の約半分以下の量がおすすめです。
洗濯機は節水モードに設定されていることが多いので、運転メニューを手動で設定しましょう。
縦型洗濯機であれば、洗い8から10分、水量多めですすぎ2回、最後の脱水3から5分。
ドラム式洗濯機であれば、洗い20分、注水すすぎ2回、最後の脱水3分。
乾燥の決め手は
梅雨時の一番の悩みは乾きづらさです。これを解消するためにも「湿度」「温度」「風」を管理しましょう。
「湿度」は40%以下。除湿機や浴室乾燥も活用しましょう。
「温度」は人が快適に感じる温度が理想です。効率的に湿度や温度を調整するためにも、狭い部屋に干しましょう。
「風」は洗濯物全体に風を当てて乾かす時間を早めましょう。



5時間以内に乾燥
多くの方が5時間以上かけて乾燥させていることがわかりました。
臭の原因となる「モラクセラ菌」は水分を好むため、できるだけ早く乾かしましょう。
生地が重くなると乾きづらいので、干し方を工夫して「風」が通るようになれば今よりも早く乾かせます。
洗濯物を裏返して洗濯し、干すとき裏返しのまま干します。
ピンチハンガーなどを使って、衣類が重ならないように、くっつかないようにしましょう。
洗濯物は上の方から乾いていきますので、扇風機やサーキュレーターで下から上に向かって風を当てましょう!
まとめのまとめ
「かんたん・かんたくん」でも解説していた通り、「モラクセラ菌」対策には
5時間以内に乾燥させるということ!
シンプルに、たっぷりの水と風が大事ということが分かったかと思います。
「乾太くん」をうまく使えば洗濯・乾燥がとても楽になると思います。
まさに!「乾太く」は家事ラクするための神ツール!です。

洗濯ブラザース監修・正しい洗濯チェックテスト【解説】
- 臭いが気になるので衣類をお湯につけておく
モラクセラ菌などの雑菌は高温に弱いです。大きめの容器に40℃~50℃程度の熱いお湯をいれて粉末洗剤をとかして、洗濯する前に30分ほどつけおくと有効です。
ただし、沸騰状態に近い高温のお湯は衣類を痛めてしまうので注意してください。 - 洗浄力が弱そうなので粉末洗剤を使わない
液体洗剤よりも粉末洗剤の方が、汚れを落とす成分が濃縮されていて、皮脂や汗汚れに強く、洗浄力が高いといわれています。
液体洗剤で皮脂汚れを落としたい場合には、弱アルカリ性で洗浄力の高いものを選ぶとよいでしょう。 - 汚れや臭いが気になるので洗剤を多めに入れる
洗剤と柔軟剤を多めに入れても、汚れや生乾き臭が減ることはありません。すすぎきれず、衣類に洗剤や柔軟剤が残ることで、かえって臭いの原因を増やすことになります。
多くの方が洗剤や柔軟剤を使いすぎています。
まずは減らすことから始め、洗剤や柔軟剤は洗濯物によって使い分けましょう。 - タオルを柔らかくするため柔軟剤を多く入れる
柔軟剤をタオルに使うと、吸収性が損なわれてしまうます。柔軟剤は、髪の毛につけるトリートメントのような役割をしていて、柔軟剤に含まれる石油由来の油の膜をタオルにつけているので、風合いはよくなったとしても、吸収性が落ちてしまうのです。
柔軟剤は洗濯物によって使い分けましょう。 - 皮脂汚れが気になるときは重曹を入れる
皮脂汚れは「酸性」です。酸性の汚れには「アルカリ性」のものをつかって、汚れを中和させると落ちやすくなります。重曹は弱アルカリ性ですので、皮脂汚れに活用するのがよいでしょう。クエン酸は酸性ですので、皮脂汚れには適しません。 - 洗濯物は洗濯槽の6割ぐらいの量で洗濯する
洗濯層に衣類を詰め込みすぎるのはNGです。
洗濯物が多すぎると、洗濯機も本来の性能をを発揮することができません。洗濯物の量は縦型の洗濯機の場合は、洗濯層の6から7割程度にしておきましょう。
ドラム式の場合は、洗濯機の窓の半分より下の量にしてください。
たっぷりの水で洗うのがポイント! - シワを防ぎたいときは脱水時間を短くする
脱水時間が長ければ長いほど、衣類はシワシワになります。そのため、シワを防ぎたいときは洗濯の最後の脱水時間を1分にしましょう。
水がぽたぽた落ちない程度です。水分の重みで、干している間に自然とシワが伸びてくれますよ。アイロンの手間も省けますし、アイロンの熱で衣類が傷むことも防げます。 - 晴れた日は日光に当てて乾かす
日光に当てて衣類を干すと、紫外線によって色落ちが起こってしまいます。
特に色の濃いものは日光に弱く、色あせてしまうので注意が必要です。晴れた日でも部屋干しするほうが理想的です。季節によっては、花粉やPM2.5、黄砂などの有害物質から衣類を守ることにもなります。 - 部屋干しするときは浴室や脱衣所など狭い部屋を選ぶ
広い部屋の方が効率よく乾くような気がしますが、狭い部屋の方が部屋干しに適しています。なぜなら、狭い部屋のほうが、効率的に湿度を下げることができるからです。部屋が広いと、湿度を下げるのが狭い部屋よりも大変になりますよね。 - 脱水してから5時間以内に乾かしきる
生乾き臭を発生させないために最も重要なのは、「洗濯が終わってから乾くまでの時間」です。
モラクセラ菌は5時間経ったころから爆発的に増殖するとされているため、5時間以内に乾かすことができれば生乾き臭をある程度抑えることができます。
早いほどよいため、私たちは3時間以内に乾かすようにしています。
茂木貴史さん、茂木廉之さん、今井良さんの3人で結成し、毎日の洗濯をハッピーにするため活動するプロ集団。
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